インプラント治療の成功の基準で重要なものに、インプラントそのものと周りの骨との結合状態があります。
これは専門用語で、オッセオインテグレーションと呼ばれており、『生活を営む骨組織と機能負荷を受けているインプラント体表面との直接の構造的並びに機能的結合』と定義されています。
インプラントと骨界面の間に線維性組織が介在せず、骨組織がしっかり介在することがインプラントがしっかりと機能する上で非常に重要なことと言えます。

当院で使用しているストローマンというインプラントメーカーでは、この骨結合がしっかりと機能するようにインプラント体の表面性状に工夫があります。
その表面をSLAサーフェスと呼びSLAサーフェスは、チタン表面にサンドブラスト処理をおこない、さらに酸処理を施しています。これにより骨芽細胞が早期に付着し、成長するのに理想的なサーフェスが生まれます。
SLAサーフェスは、多くの臨床研究と臨床前研究により、長期的な信頼性が実証され、インプラント表面性状のベンチマークとされています。
また、ストローマンインプラントは他の点においても、優れたインプラントであると言えます。
残存率について
さまざまな研究で、5年から10年の追跡調査後の残存率は、95.1%から98.8%の範囲で高止まりしていると報告されています。
骨量の減少について
平均骨量減少値は、10年後に0.5~1 mmです(ベースラインはインプラントのローディング期間として定義)
インプラント歯周炎の低罹患率について
10年の追跡調査期間を通じてインプラント歯周炎罹患率は非常に低い値を示しています。(1.8%)
このように、優れたインプラントメーカーを使うことも重要ですが、インプラントを長持ちさせるためには、歯を入れて終わりではなく、その後長期的にメンテナンスを行なっていくことが非常に重要です。
当院では、インプラント治療終了後メンテナンスを定期的に行なっております。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命が大きく変わってきます。
治療期間 約6ヶ月から1年程度
治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください)
治療のリスク 周囲炎のリスクがある
そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。
古田土 靖史