一般的なインプラントオペの手順について

左下インプラント埋入のケース このケースを例に一般的なインプラント埋入(一次オペ)の手順についてご説明致します。 麻酔 まず、局所的な麻酔を行います。通常は局所的な麻酔のみで行うことが多いですが、手術の侵襲の程度や患者様の全身状態に応じて当院専属の麻酔医師の管理のもと静脈内鎮静法(セデーション)を併用した局所麻酔を選択することも可能です。 切開・剥離 インプラント埋入部に歯槽頂切開を行い、続いて欠損部隣接歯の歯肉溝切開を行います。必要に応じて、術野の明示のために縦切開を入れることもあります。 切開が終わったら、頬側の粘膜骨膜弁をしっかりと剥離していきます。 インプラント体(フィクスチャー)埋入窩の形成 事前にCTや模型にて計画していたインプラント埋入部位をラウンドバーにて、皮質骨に印記します。ニードルドリルを用いて、埋入位置を穿孔します。続いて、パイロットドリルを用いて埋入窩を拡大していきます。どこまで拡大するかは、患者様の骨の状態によります。形成した埋入窩に深度ゲージを入れて、対合関係や近遠心関係にズレがないか確認をします。ズレはその都度修正を行なっていきます。 縫合 カバースクリューの装着後、粘膜骨膜弁を元の位置に戻します。この時、弁を端まで完全に密着させます。もし、不足していた場合は、粘膜骨膜弁の歯肉-歯槽粘膜境付近内面の骨膜のみを切断して粘膜骨膜弁を伸展させ、弁の断端まで密着させる。これを減張切開といいます。今回は、プラークの付着しやすい絹糸を避け、5-0ナイロンにて縫合を行いました。 術後のレントゲン写真 今回、ご紹介した手術方法以外にもインプラント手術には、患者様の状態によって様々なオペの方法があります。 また、当院ではインプラントメーカーを複数用意しており、そのそれぞれについて術式は異なります。今回使用したのは、ストローマンというインプラントメーカーのBLXインプラントです。 当院では、初診時より高精度のCTなどを利用した術前診断、患者様への詳細なヒアリングを行い希望を十分に把握した上で、患者様一人ひとりに寄り添うオーダーメイドの治療計画を立てております。 治療期間 約6ヶ月から1年程度 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。

2026.02.17

根管治療した歯が黒い〜ホワイトニングを併用した治療〜

歯の色が黒くなってきてしまった できるだけ歯を削らないで歯を白くしたい 笑ったときに見える歯を綺麗に整えたい そんな方は、ホワイトニング(今回はウォーキングブリーチ)やジルコニアによる改善ができます。 今回は、このような悩みがあった患者さんの一例を紹介します。 初診時の写真 前歯2本が黒ずんで見えます。患者様ご本人も、この2本がどんどん色が変わってきて歯を出して笑えないと困って来院されました。 “歯はできるだけ削りたくない”とのことでしたので最小限の切削量で審美的改善をはかりました。 左上1 根管治療後の歯(失活歯)に対するホワイトニング(ウォーキングブリーチ) 右上1 歯冠破折が大きく認められたので、仮歯の後、エステティックジルコニアクラウンによる補綴治療による審美的改善を計画しました。 左上1:ウォーキングブリーチ・右上1:仮歯 ウォーキングブリーチ術前術後 左上1 歯の色味にご満足いだけたのでここで治療終了です。このケースでは、2回の来院でこの明るさにできました。 右上1 シェードテイク 色味の調整 左上1と右上2の歯冠色に合うように色味をみます。 治療後の状態 術前・術後の比較 まとめ 今回は、ホワイトニングと補綴治療を合わせたケースでした。 治療回数 ホワイトニング(ウォーキングブリーチ) 最短1回※2、3回繰り返す場合や、補綴治療を行う場合もあります エステティックジルコニアクラウン(仮歯含む) 最短3回 費用 ホワイトニング(ウォーキングブリーチ) 1本:33,000円 エステティックジルコニアクラウン(仮歯含む) 121,000円※仮歯3,300円、型取り5,500円 リスク ホワイトニング(ウォーキングブリーチ) 術後痛、色の後戻り エステティックジルコニアクラウン(仮歯含む) 破折、脱離、歯肉退縮による審美不良 歯の色味や、昔付けた差し歯の色が気になる方はいつでもご相談ください。 歯科医師 横江絢子

2026.02.17

抜歯宣告を受けた歯 根管治療と歯周病治療の実際

抜歯寸前の歯を救う 根管治療と歯周病治療を併用した保存治療 本日は根管治療と歯周病治療を併用した症例についてご紹介いたします。 上顎の両側4番目の歯が歯周病により、自然に脱落、もう一本は抜け落ちる寸前です。 レントゲンでみると右下5番目(実際は左下5)の歯根の先端が黒く抜けています。この状態は、重度歯周病と根尖性歯周炎(根が膿んでる)が混在しており非常に予後が悪いとされています。 初診時の患者様の状態 主訴 歯周病で歯が抜けた、噛み合わせが合わない 診断名 重度歯周病、欠損歯、根尖性歯周炎 CT画像で見る骨の状態 この部分をCTでみてみると、骨の壁がほとんどなくこのままにしておくと、他の歯と同じように自然に抜けてしまう未来が見えます。 先生によっては、抜歯宣告を受けてもおかしくないくらい状態は悪いです。 この歯の考えられる歴史 そもそも歯周病の可能性 歯周病によって骨の支えが乏しくなった結果、噛み合わせが悪くなる この歯のみ強い噛み合わせを受けるので左下5に常に異常な咬合が当たる 噛み合わせの衝撃と歯周病細菌により神経が失活 歯を支えてる骨がさらに溶けて自然脱落の未来or治療して余命を伸ばす という流れがあります。 治療計画 つまり治療計画としては、 ①歯周病の治療 歯周基本治療 噛み合わせの治療(矯正治療+咬合調整) ②左下5の感染根管治療+歯周外科治療 MTAによる根管充填 見えない汚れを歯茎を開き、取り残しなく除去していきます つまり、左下5の根管治療のみしても原因が歯周病か噛み合わせなど複合的なので全てについてアプローチしないと、繰り返しの治療になってしまいます。 短期間で治療が終わることをもちろん目指していますが、歯周病や噛み合わせ・根管治療というのは患者さんと二人三脚で擦り合わせながら着実にゴールを目指していくため、シンプルなう蝕治療よりもちろん時間はかかります。 実際の治療内容と経過 序章が長くなりましたが、実際の治療解説です。 歯周基本治療 すべての歯周病治療はここから始まります。 【左下5感染根管治療】と【外科的歯周病治療】まず根管治療を行いました。精密根管治療が求められましたので、ラバーダム防湿とマイクロスコープは毎回使います。最終的な根管充填剤もMTAと呼ばれる薬剤を選択し、少しでもこの歯を残す治療を行いました。 その後、基本治療をして数値が悪いところ・左下5の周囲は外科的にお掃除します。 矯正治療 左下5が仮歯の間、噛み合わせの治療とし矯正治療を行いました。前歯のがたがたも多少ありましたので、正しいポジションに歯を並べました。排列後は、歯の裏側に保定装置をつけ歯の後戻りや歯周病の揺れの予防に努めます。 咬合調整 噛み合わせの微調整を行います。 経過確認 レントゲン上で失われた骨が復活したのを確認できるのは、本症例では欠損も大きいので半年はかかりと推定しました。その間は、1ヶ月〜3ヶ月に一度、揺れや歯周ポケットの悪化が起きてないかチェックします。 術前術後 術前 術後 術前 術後 術前術後のレントゲンでの比較です。明らかに黒く骨欠損が著しかったところが、白く写り良質な骨が復活しているのがわかります。本症例では、骨補填剤は使っていないため全て自家骨での復活です。上顎両側4番目の歯は今後、インプラント治療を行っていく予定です。 私自身も「抜歯しかない、」と言われた歯をどうにか残すことができたときは本当に嬉しいです。しかし、残したくても残念ながら明らかに残すことができない歯や、治療中に揺れが激しくなってきてしまったり、歯根破折してしまい抜歯を行った症例もあります。少しでも歯を残す努力はします。ぜひ患者さんのご理解を得ながら協力していただき、口腔内環境の向上に努めたいと思っております。 根管治療や歯周病治療だけでなく、お口の中で不安なことがありましたらぜひご相談ください。 歯科医師 横江

2025.12.15

骨が薄くてもインプラントは可能 サイナスリフトによる骨造成症例

他院のブリッジ除去後、骨が足りない状態からインプラント治療を実現 この患者様は、左上を噛むと痛いとのことでご来院されました。 他院でセットしたブリッジを除去してみると、歯根(歯の根っこ)部分が破折しており、抜歯となりました。患者様のご希望により、抜歯後はインプラント治療を行うこととなりました。 レントゲン画像をよく診てみると、歯が破折した部分から、歯槽骨内に感染が拡大しており歯槽骨がかなり吸収してしまっている事が分かります。また、抜歯後はさらに骨高径(骨量)が減ってしまいます。抜歯後のCT画像を見てみると、一番骨が薄いところで3.35mmしかないことが分かります。 インプラント埋入に必要な骨量について インプラントの長さで最も短いものでは、6mmの長さのインプラントがあります。ただ、理想的には8mm~10mm程度の長さが望ましいです。 現状では、満足のいく長さのインプラント体を埋入できる骨高径が不足しているため、インプラント体の埋入には骨高径(骨量)の増加が必要となります。上顎の骨は、上顎洞という空洞に接しており十分な骨高径を確保するためには、上顎洞粘膜の剥離挙上により空間を形成する必要があります。 ①上顎洞側壁に骨窓を開ける 痛みが出ないように、麻酔をした後、歯肉頬粘膜を剥離翻転し、上顎洞側壁の骨を一部開けます。 ②上顎洞粘膜を丁寧に剥離挙上 骨窓を開けると、上顎洞粘膜にアクセスできるようになるため、上顎洞粘膜を穿孔しないように剥離します。インプラント体が埋入できる高さまで上顎洞粘膜を剥離します。 ③骨補填材を填入 挙上された上顎洞粘膜と上顎洞底部のスペースに必要に応じて骨補填材を填入します。 ④インプラント体の埋入 今回はサイナスリフトと同時にインプラント体を埋入しています。 実際の手術の様子 実際のオペの様子です。骨の窓開けがされており、上顎洞粘膜が挙上されている事が分かります。 今回のケースのように骨高径が不足しているような症例では、上記のような高度な処置が必要になります。当院では、このような高難度のインプラントオペに精通したドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。 治療期間 約6ヶ月 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある 歯科医師 古田土

2025.12.15

インプラントが骨と結合する仕組み|オッセオインテグレーションとは

そもそも骨と結合するとは インプラント治療の成功の基準で重要なものに、インプラントそのものと周りの骨との結合状態があります。これは専門用語で、オッセオインテグレーションと呼ばれており、『生活を営む骨組織と機能負荷を受けているインプラント体表面との直接の構造的並びに機能的結合』と定義されています。 インプラントと骨界面の間に線維性組織が介在せず、骨組織がしっかり介在することがインプラントがしっかりと機能する上で非常に重要なことと言えます。 当院で使用しているストローマンというインプラントメーカーでは、この骨結合がしっかりと機能するようにインプラント体の表面性状に工夫があります。 その表面をSLAサーフェスと呼び、SLAサーフェスは、チタン表面にサンドブラスト処理をおこない、さらに酸処理を施しています。これにより骨芽細胞が早期に付着し、成長するのに理想的なサーフェスが生まれます。 SLAサーフェスは、多くの臨床研究と臨床前研究により、長期的な信頼性が実証され、インプラント表面性状のベンチマークとされています。また、ストローマンインプラントは他の点においても、優れたインプラントであると言えます。 残存率について さまざまな研究で、5年から10年の追跡調査後の残存率は、95.1%から98.8%の範囲で高止まりしていると報告されています。 骨量の減少について 平均骨量減少値は、10年後に0.5~1mmです(ベースラインはインプラントのローディング期間として定義) インプラント歯周炎の低罹患率について 10年の追跡調査期間を通じてインプラント歯周炎罹患率は非常に低い値を示しています。(1.8%) このように、優れたインプラントメーカーを使うことも重要ですが、インプラントを長持ちさせるためには、歯を入れて終わりではなく、その後長期的にメンテナンスを行なっていくことが非常に重要です。当院では、インプラント治療終了後メンテナンスを定期的に行なっております。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命が大きく変わってきます。 そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。 古田土 靖史

2025.10.29

根の先の膿を取る歯根端切除術|歯を抜かずに治療する方法

セカンドオピニオン症例 本日は、感染根管治療後に違和感が続いてしまった患者さんのセカンドオピニオン症例をご紹介します。 初診時のレントゲン レントゲン向かって左上前歯の歯根から何かが逸脱してしまってるのがわかると思います。最初の根管治療時に材料が逸脱してしまったため、違和感が継続して生じてしまったのだと思います。 ラバーダム防湿後 ラバーダム防湿後、根管内からの異物除去を初めは試みましたが、異物の逸脱が大きく摘出は困難だったので、歯根端切除術にて異物を除去することと計画いたしました。 歯根の先端と異物を切除 術中です。異物相当部の骨を削り、歯根の先端と異物を切除します。 術後レントゲン 術後レントゲンです。初診時レントゲンと比較すると、歯根先端の異物が除去されてるのがわかります。 このように歯の中からの治療(歯内療法)だけでは根管治療が奏功しない場合は、外科的療法に移行し、治していくこともあります。外科的治療ができない場合は抜歯になってしまうケースもあるので、今回のケースでは抜歯を回避することができてよかったです。根管治療が長引いている方や、抜歯と言われてしまった方はぜひ志木駅前歯医者コスモクリニックへご相談ください。 歯科医師 横江絢子

2025.10.02

インプラント治療のシミュレーション|事前計画で実現する精密な手術

右下のインプラントのご相談 右下のインプラントのご相談でいらっしゃった患者様です。 まずは、CTなどの精密検査を経て、インプラントのオペ計画を立てます。 上記の画像のように、神経の位置、前後の歯や噛み合わせる歯との関係を考えてどこにインプラントを埋入するかをデジタル上でシミュレーションをします。このシミュレーションを事前にしっかり行うことで、安全なオペをすることができ、理想的な噛み合わせを作ることが出来ます。 術直後のレントゲン画像 ほぼシミュレーションの位置に埋入出来ていることがわかると思います。この患者様ケースでは、インプラント治療だけではなく、左下の被せ物や、左上と前歯の根っこの治療、など今後も一口腔単位での治療が続きます。 治療期間 約6ヶ月から1年程度 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。 古田土 靖史

2025.09.13

唇に出来物ができた(粘液貯留嚢胞)

唇を噛んで、出来物が出来てしまった患者様のケース 唇を噛んでから膨らみが出来て、1週間くらいで潰れたがまたすぐに膨らんできたとのことでした。 これは粘液貯留嚢胞と呼ばれ、唇などにある小さな唾液腺が壊れてしまったり、狭くなったり、閉じてしまうことによって起こります。唾液腺(唾液を送る管のようなもの)に上記のような障害が生じることにより、唾液が管の外に溜まってしまいできる膿疱です。 基本的には、自然に崩壊してまた再発してを繰り返すため摘出が必要になります。局所麻酔を加えて、メスを用いて周囲に切開を加えます。その後慎重に嚢胞を周囲組織より鈍的に剥離、摘出します。創辺縁部付近に小唾液腺の塊が認められる場合は、これらを再発防止のために摘出、清掃します。仕上げに傷口を縫って処置終了です。 処置時間は5分から10分程度で保険診療内で処置が可能です。 当院では、一般的な歯科診療に加えて、このような外科的症例にも対応しております。転んで唇が切れてしまったり、歯が折れてしまったり、どんな些細なことでも構いません。何かお困りのことがあれば、すぐご連絡ください。 また、そんな外科的疾患への対応で培った技術を用いて当院では、高難度のインプラントオペも多数行なっております。インプラントや口腔外科治療の得意なドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。 治療期間 来院2回程度 治療費 保険適応 治療のリスク 傷口が瘢痕化するリスク 古田土 靖史

2025.07.23

歯周病治療|精密診断に基づく段階的治療で歯茎の健康を取り戻す

歯周病について 日本では、15歳以上の約半数が歯周病を患っており、特に中高年層に多く、近年は若年層にも広がりつつある“国民病”です。 SRPとは まず、歯周病治療におけるSRP(スケーリング・ルートプレーニング)という方法から説明します。 SRPとは、歯周病の基本治療の一つで、歯の表面や歯周ポケット内部に付着した歯石やプラーク(歯垢)、炎症性の組織(悪いお肉)を除去する処置です。 目的と効果 歯周ポケット内の感染源を除去 歯茎の炎症を抑えて、腫れ・出血を改善 ポケットを浅くする(歯茎が引き締まる) 進行を抑えることで、将来的な歯の喪失を防ぐ 処置の流れ 検査(ポケットの深さ、歯石の量など) 麻酔(必要に応じて) SRP(ブロックに分けて行う) 再評価(治療後、歯茎の改善をチェック) SRP後の注意点 治療後、一時的に知覚過敏を感じることがある 出血や腫れが一時的にある場合も 歯茎が硬くなり引き締まることで、歯が長く見えるようになることもある 実際の症例 治療前 治療後 この症例は、40代男性の歯周病治療を行ったものです。期間は約3ヶ月です。 初診時から歯茎の上と中に歯石が沈着しており、全体的に出血が多かったので、その旨を患者さんにご説明し、歯周病治療を了承していただき行うことになりました。また、この方は喫煙者なので非喫煙者よりも歯周病リスクが高く、重症化しやすい傾向にあります。 最初に、歯周病検査として精密な歯茎の検査を行い、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目に専用の器具を入れ深さを測っていきます。その時に出血の有無も確認し記録していきます。それがこちらです。 歯周病治療を行う前は歯周ポケットが3~7mmで出血率は80%でした。歯周病治療を行った後は歯周ポケットが2~7mmで出血率が21%にまで下がりました。6.7mmある場所は歯周病治療したからと言って2.3mmに戻ることはなかなかありませんが、出血の有無により炎症が治まったかどうかを見ていきます。 この方は、まだ6.7mmある場所がありますが出血が見られなかった為、歯茎の炎症は治まってきていると言えます。とはいえ、歯周ポケットが深いことには変わりないので患者さん自身でのセルフケアを頑張っていただかないと歯茎の炎症は再発してしまいます。 外科的治療とは、歯茎を切開し汚れが着いている場所の視野を明確にしさらに深いところのお掃除をしていくという治療です。この方はSRP後も歯周ポケットが深かった為外科的治療のお話もさせていただきましたが、少し様子を見たいとのことでしたのでセルフケアを頑張っていただきます。 SRPを行った際の注意事項として、歯茎が硬く引き締まる為歯茎が下がる、歯が長くなったように感じることがあります。また、歯の根っこの方を触るので一時的に知覚過敏が起こることがあります。もし、ご不明点がございましたらお気軽にご相談ください。 安達 優匡

2025.06.26

転んで唇を強く打った(外科処置が必要なケース)

このケースは転んで唇を打ってしまった症例です。 転んで唇を打つと、歯が脱臼したり、割れたりすることにより大きく動揺することがあります。また唇が切れてしまうこともあります。このケースでは、動揺はなく、歯へのダメージはありませんでした。ただ、唇がかなり大きく切れており縫合が必要な状態でした。 まずは局所的な麻酔を行い、創部を洗浄します。土などが傷口に残っていると感染の原因になってしまうので、徹底的に洗浄を行います。洗浄を行い、ある程度止血を確認したら、縫合を行なっていきます。 このケースでは、表層だけではなく、深部まで傷口が認められます。こういった外傷で表層だけ縫ってしまうと、内部にデッドスペースが生まれてしまい、感染を引き起こす可能性があります。そのためデッドスペースが出来ないように、深部から吸収糸で丁寧に縫い合わせていきます。 処置後は、処方されたお薬を服用し、2〜3日後に傷口の確認、消毒で来院していただきます。 上記の画像は、受傷より1週間後の傷の様子です。傷はある程度ふさがり、残った糸をその日に抜糸しました。 続いて上記の画像は、受傷より約1ヶ月後の傷の様子です。傷はすっかり目立たなくなっているのがわかると思います。 受傷部位には、瘢痕が残ることがあります。 瘢痕は傷が治る過程で組織が修復される際にできる、硬いしこりのようなものです。通常、時間とともに柔らかくなりますが、放置しても問題ありません。当院のドクターは外科的疾患に精通しているものばかりです。 転んで唇が切れてしまったり、歯が折れてしまったり、どんな些細なことでも構いません。何かお困りのことがあれば、すぐご連絡ください。 また、そんな外科的疾患への対応で培った技術を用いて当院では、高難度のインプラントオペも多数行なっております。 インプラントや口腔外科治療の得意なドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。   治療期間 来院2回程度 治療費 保険適応 治療のリスク 傷口が瘢痕化するリスク 古田土 靖史  

2025.06.13

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