歯の生え変わり👦

歯が生え変わる時期に気を付けたいこと👦 歯の豆知識シリーズVol.7 ●良く噛んで食べる食事を 歯並びに大きな影響を及ぼすのがあごの発達で、それに必要なのが噛む力です😄 しっかりと噛んで食べられるような食事を考えましょう。 歯ごたえのある野菜をスティック状にして食べさせてあげるといいでしょう🥕 ●乳歯がきれいに抜けたかをチェック 乳歯が折れてしまったり、歯肉の中に残ったままでも、永久歯が生えてくると自然に押し出されるのですが、まれにその乳歯が化膿してしまう場合もあります🦠 そのため、乳歯が抜けた後の様子はしっかりチェックしておき、永久歯が生えてきた時に、問題が発生していないかも確認しましょう。 ●生えたての永久歯はしっかりケア 永久歯が生えたての頃は、大人の歯よりも酸に弱いので、どうしても虫歯になりやすいのです。また、完全に永久歯が出てきていない生え変わりの時には、歯肉炎が起こる場合もあります。永久歯と歯肉の間に食べカスが詰まらないよう注意しながら歯ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりと汚れを取り除いてあげましょう。特に、生えてから最初の2年は徹底的にケアする必要があります🧑‍⚕️ 齊藤

2025.10.10

当院で取り扱っている歯磨剤

  みなさんはどちらの歯磨き粉を使っていますか? 日本で販売されている歯磨き粉の種類には、 ・虫歯予防 ・歯周病予防 ・知覚過敏予防 ・美白効果 ・口臭予防 などがあります。 それぞれ特徴があるのでお話していきます。 まず虫歯予防の歯磨き粉には薬用成分としてフッ素が配合されており、日本で販売できるフッ化物濃度の最大が1450ppmです。歯磨き粉のほとんどに高濃度フッ素か配合されています。フッ素は、最も重要な虫歯予防成分です。フッ素が歯に作用することで、歯のエナメル質を強化し、再石灰化を促進します。ですので、1450ppm配合と表示されている歯磨き粉を選ぶようにしましょう。 たくさんうがいをしてしまうとせっかく歯に作用したフッ素が流れ出てしまうので、うがいは1.2回にしましょう。 当院で販売している虫歯予防の歯磨き粉はこちらです。 これらはすべて、1450ppm配合されています。 次に歯周病予防の歯磨き粉です。 歯周病予防の薬効成分として、CPC(塩化セチルピリジニウム)、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)、ビタミンE、トラネキサム酸などがあります。 CPCやIPMPは殺菌成分なので、細菌に対して殺菌作用があります。 当院に販売している歯周病予防の歯磨き粉やジェル、うがい薬はこちらです。 次に知覚過敏予防の歯磨き粉です。 冷たい飲み物や甘い食べ物で歯がしみる症状に悩まされている場合、知覚過敏予防用の歯磨き粉を選ぶのが効果的です。硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが知覚過敏の予防に効果的な成分です。硝酸カリウムは、歯の神経に伝わる外部からの刺激を抑え、乳酸アルミニウムは神経を保護する作用を持っています。これらの成分の歯磨き粉を長期的に使用することで、痛みの軽減が期待できます。 当院ではこちらを販売しております。 次に美白効果の歯磨き粉です。 歯の表面に付着したステイン汚れを除去し、歯を白く保ちたい方には、美白歯磨き粉がおすすめです。 ポリリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトが含まれる製品は、ステインを浮かせて除去し、歯の表面を滑らかに保つ効果があります。ただし、研磨剤は含まれている製品は、使用頻度に注意しないと歯のエナメル質を傷つける恐れがあるため、定期的な使用は控え、軽い着色汚れに対して使用するようにしましょう! 当院で販売されている美白歯磨き粉は研磨剤が含まれていない為、毎日ご使用していただけます。 最後に口臭予防についてです。 口臭が気になる方には、殺菌効果を持つ成分が配合された歯磨き粉が有効です。 銅クロロフィリンナトリウムや塩化亜鉛は、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑える作用があります。 歯磨き粉以外にも口臭予防として、うがい薬があります。毎日の歯磨きにプラスしてうがい薬を使用していただくこともおすすめです。 当院では、その患者様に合った歯磨き粉をおすすめさせていただきますので、歯磨き粉やうがい薬などが気になる方がいらっしゃいましたら歯科衛生士、歯科医師にいつでもご相談ください。 安達

2025.10.01

永久歯と生え変わり時期🦷

歯の豆知識シリーズVol.6 歯の生え変わる時期や順番には、個人差があります。6~12歳頃に乳歯から永久歯に生え変わるのが一般的で、永久歯が全て揃うのが14歳頃です。 しかし、時期を過ぎても生え変わる気配がない場合、乳歯が抜けたのに永久歯が生えて来ない場合、または乳歯が抜けていないのに永久歯が生えて来た場合などには歯科医院で診察してもらいましょう👩‍⚕️ 乳歯は20本👶永久歯は28本あるのが一般的です。 親知らずを入れると永久歯は32本🦷になります。   親が気を付けたいこと🤔 子どもの虫歯は進行が早く、痛みも少ないために、半年ほどで神経の近くまで進んでしまいます。 乳歯の虫歯はその後生えてくる永久歯に影響し、ようやく生えそろった永久歯も虫歯で失ってしまうことになりかねません。生涯にわたり健康な歯を長く保つためも、子どもの歯が生え変わる時には、親がしっかり見守ってあげる事が大切です🪥     齊藤

2025.08.27

歯周病治療のよくある質問集

  ↓   写真の患者さんは、当院で歯周病治療を行った方です。 来院時は出血が多く歯周病細菌が活発な状態でしたが、歯周病治療後は出血もほぼなく、かなり良い状態になっています。   よくある質問💬 Q.痛いですか? →深い部分まで処置をする場合は麻酔を行うので、大きな痛みは少ないです。   Q.一回で終わる? →歯石の量や歯周病の進行度によっては、部位ごとに数回に分けて行います。   Q.費用はどれくらいですか? →保険適用なので一回大体1000~1500円です。   Q.期間はどれくらいですか? →患者様の通院可能な期間にもよりますが、皆様大体3~6ヶ月程で終わります。   Q.SRPだけで治るの? →軽度〜中等度の歯周病なら効果的ですが、重度の場合は外科的治療が必要になることもあります。   Q.歯磨きはしていいですか? →処置後、特に痛みがなければいつも通り歯磨きをしていただいて大丈夫です。ただ、なるべく優しい力で歯茎をマッサージするような感覚で歯磨きしてください。歯ブラシを当てた時に痛みがある場合は、やわらかめの歯ブラシを優しく当てて磨いて下さい。   当院は歯周病治療にも力を入れておりますので、ぜひ一度ご相談ください。 安達 優匡  

2025.08.06

永久歯の生え変わり🦷👶

歯の生え変わり🦷 歯の豆知識シリーズVol.5 乳歯が虫歯になっても、将来生え変わるから大丈夫、というのは間違いです🙅‍♀️ あごの骨の中では、乳歯の直下で永久歯が出番を待っているので、乳歯がひどい虫歯になると、永久歯にも影響してしまいます。 乳歯をきれいに保ちましょう⭐️ きれいな歯並びのために、永久歯へ生え変わる時期まで、乳歯がきれいに保たれていなければなりません。 そのためにも、かかりつけの歯科の先生を見つけておきましょう👩‍⚕️ 虫歯予防のための日頃の歯のお手入れや、きれいな歯並びを保つための相談にものります。     齊藤

2025.07.07

当院での歯周病治療

  今回は当院での歯周病治療についてです。 日本では、15歳以上の約半数が歯周病を患っており、特に中高年層に多く、近年は若年層にも広がりつつある“国民病”です。   まず、歯周病治療におけるSRP(スケーリング・ルートプレーニング)という方法から説明します。 SRPとは、歯周病の基本治療の一つで、歯の表面や歯周ポケット内部に付着した歯石やプラーク(歯垢)、炎症性の組織(悪いお肉)を除去する処置です。 目的と効果 ・歯周ポケット内の感染源を除去 ・歯茎の炎症を抑えて、腫れ・出血を改善 ・ポケットを浅くする(歯茎が引き締まる) ・進行を抑えることで、将来的な歯の喪失を防ぐ 処置の流れ 1.検査(ポケットの深さ、歯石の量など) 2.麻酔(必要に応じて) 3.SRP(ブロックに分けて行う) 4.再評価(治療後、歯茎の改善をチェック) SRP後の注意点 ・治療後、一時的に知覚過敏を感じることがある ・出血や腫れが一時的にある場合も ・歯茎が硬くなり引き締まることで、歯が長く見えるようになることもある ↓ この症例は、40代男性の歯周病治療を行ったものです。期間は約3ヶ月です。 初診時から歯茎の上と中に歯石が沈着しており、全体的に出血が多かったので、その旨を患者さんにご説明し、歯周病治療を了承していただき行うことになりました。また、この方は喫煙者なので非喫煙者よりも歯周病リスクが高く、重症化しやすい傾向にあります。 最初に、歯周病検査として精密な歯茎の検査を行い、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目に専用の器具を入れ深さを測っていきます。その時に出血の有無も確認し記録していきます。それがこちらです。 ↓ 歯周病治療を行う前は歯周ポケットが3~7mmで出血率は80%でした。 歯周病治療を行った後は歯周ポケットが2~7mmで出血率が21%にまで下がりました。 6.7mmある場所は歯周病治療したからと言って2.3mmに戻ることはなかなかありませんが、出血の有無により炎症が治まったかどうかを見ていきます。 この方は、まだ6.7mmある場所がありますが出血が見られなかった為、歯茎の炎症は治まってきていると言えます。とはいえ、歯周ポケットが深いことには変わりないので患者さん自身でのセルフケアを頑張っていただかないと歯茎の炎症は再発してしまいます。 SRPと呼ばれる歯周病治療を行っても歯周ポケットの深さが改善しなかったり、出血量も変わらないのであれば次の段階として、外科的治療が必要になる場合があります。 外科的治療とは、歯茎を切開し汚れが着いている場所の視野を明確にしさらに深いところのお掃除をしていくという治療です。この方はSRP後も歯周ポケットが深かった為外科的治療のお話もさせていただきましたが、少し様子を見たいとのことでしたのでセルフケアを頑張っていただきます。 SRPを行った際の注意事項として、歯茎が硬く引き締まる為歯茎が下がる、歯が長くなったように感じることがあります。また、歯の根っこの方を触るので一時的に知覚過敏が起こることがあります。 もし、ご不明点がございましたらお気軽にご相談ください。   安達 優匡

2025.06.26

子供の歯の豆知識🦷

子どもの歯👦 歯の豆知識シリーズVol.4 乳歯は、永久歯が生え揃うまで大切な役割を担っています。「噛む」という運動によるアゴの成長や、永久歯が正しい位置に生えるための誘導などです。将来きれいで丈夫な歯を育てるためには、乳歯からしっかりケアすることが大切です🪥 ●子どもの好きな食べ物に原因が! 子どもの好きな食べ物には、虫歯の原因になるものが多くあります。 「アメ」「ガム」「キャラメル」「チョコレート」などのお菓子です🍫 こういったお菓子を食べる際はお口の中に糖分がとどまらないよう、食後の歯磨き、うがいを徹底しましょう。上手にできない歯みがきも、大人が仕上げみがきをしてあげたり、楽しい習慣づけをするなど、根気よく一人でみがけるよう見守ってあげましょう。 乳歯はいつ生える?👶 赤ちゃんの乳歯は通常、生後6~9ヶ月ぐらいで生え始め、下の前歯から順番に生えそろっていきますが、赤ちゃんによってずいぶんと差があります。 まわりの子供と生える順番が違ったり、時期が多少前後しても問題はありません🙆‍♀️ もし、1歳半を過ぎても生えてこない場合は、一度歯科の先生に診てもらうとよいでしょう👩‍⚕️ 歯の生え始めは歯ぐきがむずがゆく感じるために機嫌が不安定になり、夜泣きやぐずりの原因となることも。 歯ぐきのむずがゆさを解消するために、いろいろなものを口に入れたがるようになります。歯がためなどのおもちゃを準備しておきましょう🧸 最近は、いろいろな感触の素材を使い、飽きずに遊べるよう工夫されたものや、保冷剤入りでひんやり感が楽しめるものなど、さまざまな商品が出ています。   齊藤

2025.05.26

歯医者が思う、良い歯医者、信頼のできる歯医者とは??②

歯医者が思う、良い歯医者、信頼のできる歯医者とは??② 前回の記事の続きです。 歯医者選びの全体像のお話をしましたが、では具体的に患者さんサイドがどんなお悩みの時に、どんな歯医者にかかれば良いかを私が思う基準で書いていきたいと思います。 歯科治療は自分がどんな治療を受けたいかによって理想の歯医者は変わります。歯周病のチェックをしたいのか、虫歯治療したいのか、親知らずを抜きたいのか矯正をしたいのか、インプラントをしたいのか、人によって悩みは様々だと思います。 また、治療をするにしても、早いテンポでどんどん治していきたいのか、多少時間がかかっても最善の治療を望むのかによっても歯科医院選びは変わります。言葉を変えると、保険診療1本で治療していきたいのか、時間は極力長く取り材料や手技に思う存分こだわる自費治療も場合によっては望むのかということです。 前提として日本の歯科医師は国家試験を合格した後、歯科治療することを国に認められるわけですが、世の中に標榜して良いとされる小児歯科、口腔外科、矯正歯科に関しては特に資格などはありません。国試さえ受かってしまえば、どんな歯科医師でも、どんな治療でもやって良いと言うことになります。 では、まず歯周病にお悩みの方、もしくは歯周病のチェックや検診を受けたい方に関して記します。

2025.05.20

歯医者が思う、良い歯医者、信頼のできる歯医者とは??

こんにちは。埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科コスモクリニック理事長川村です。 今回は歯医者が思う良い歯医者、信頼のできる歯医者について投稿したいと思います。 世の中の歯医者はコンビニの数より多い言われており、その実態も千差万別です。 結論から申し上げると、良い歯医者、信頼のできる歯医者は以下の通りです。 ①その歯科医院を創設した院長が現場にいて、率先して治療を行っているクリニック ②売れている歯科書籍の著者がいるクリニック。その上で大きなスタディグループでの講演歴がある歯科医師が在籍しているクリニック。 では解説します。 ①に関して、世の中にはたくさんの歯医者がありますが、2025年現在歯医者は以下の3つのスタイルに分かれていく傾向にあります。 (A)複数の歯科医師が在籍している大きなクリニックで、地域の総合歯科のような歯科医院 (B) 1人の院長と少数のスタッフで構成される小さな歯科医院 (C) 大きな医療法人が何店舗もクリニックを拡大していくスタイルのグループ歯科医院 コスモクリニックの立ち位置は元々(B)から始まり、現在は(A)の段階にきたという感じです。 結論としては(A)のクリニックが一番信頼ができると個人的に思います。 信頼度は A≧B>Cの順番でしょうか。 前提としてAは医療法人もしくは個人事業主Bは個人事業主Cは医療法人である事が多いです。 見分け方はホームページでドクター情報が見れますが、複数人いるクリニックはほとんどがAか Cです。グループ院情報が載っている、もしくは医療法人名で検索すると1拠点集中のクリニックか多店舗展開法人かがわかります。 因みに当院もホームページに関連クリニックを載せていますが、知り合いの先生をお互いにホームページに載せているだけで、同じ法人ではありません。 歯科の現場で大事な事は、トップが率先して現場でスタッフを引っ張っている事であり、その先生が地域に根付いて生涯そこでやり続ける覚悟を持っている事が一番重要に感じます。これまで自分が作ったクリニックの評判やイメージを崩さないように、治療や患者対応に関しては理事長が求めるレベルを要求されるため、必然的にトップが現場にいるクリニックは全体の底上げが成されます。当然私も"自分が患者だったら"を常に追い求め、歯科医師をはじめとするスタッフには日々厳しく指導しています。 理事長が現場にいないとスタッフは好き放題やってしまい、まとまりもなく、結局理事長が大事にしてきた理念が伝わっていなかったり、滅茶苦茶な治療が繰り広げられる事がよくあります。 (B)が一番よくあるタイプのクリニックですが、よくあるタイプだからこそ、院長の臨床家としてのレベルがとても大事です。 このタイプのクリニックは規模感がスタッフ4.5人くらいが多いので、院長自身がパワーアップし続けないと何年も昔の治療を永遠にやる事になります。そして院長の臨床スタイルによってはとんでもない事になることもあります。複数ドクターがいる当院のようなクリニックは、他のドクターの目もある為、雑な治療はできませんが(急患で担当じゃない患者さんが来られた時に治療のクオリティがすぐにわかるからです)、1人ドクターのクリニックはどんな治療をしようがチェックする人物がいません。院長の意識が低いと、客観的に良くない治療も平気で行われている事が多いです。後述しますが、3ヶ月に一度クリーニングに通っていたのに、虫歯だらけ。なんていう一見信じられない事がよく起きるのも、このタイプのクリニックに多い気がします。勿論しっかりされている先生も多いですが、中には昔ながらのスタイルでずっと仕事をされてる先生も多いので、レントゲンをほとんど撮らないとか、撮っても詳しく診断もせずに患者さんを返してしまい、問題が起きて患者に指摘されてしまう事もあると思います。 現代だと開業するのも凄い大変ですから、その覚悟を持ってクリニックを作った院長の治療はある程度信頼できるかもしれませんが、リニューアルされていない古くて汚いクリニックは治療技術や情報の更新がされていない可能性が高いです。 ネガティブな話から入ってしまいましたが、このタイプのクリニックの中でも、矯正歯科や根幹治療専門の何かに特化したクリニックは素晴らしいと思います。専門性の高いクリニックは患者さんの需要と供給のバランスが保たれている間は、信憑性はとても高くなるでしょう。しかし、素晴らしい治療を提供して、患者満足度も高くなり、紹介患者がどんどん増えると、自分1人では手に負えなくなっていきます。そうすると必然的に治療終了の基準を甘くしていくか、スピード重視で雑に回していくか、視る患者さんを絞って入り口を狭くしていくか、自分以外の歯科医師を雇って結局(A)のパターンに進化するかと言う選択肢になっていきます。 コスモクリニックももちろん、最初は(B)のパターンで私1人で開院しましたが、結局患者さんが増えてきて、自分1人ではクオリティーを維持しながら治療するのが難しくなってしまうと感じ、自分が育った横浜のクリニックで同じカリキュラムをこなしてきた現在副院長先生をお呼びし、段々と歯科医師の数が増えたという歴史があります。 (C)の実態はその法人を創設した理事長は主に経営に回り、雇われた院長がそのクリニックのトップに立っています。 こちらの経営体制は個人的に問題視していて、当院のように理事長自ら育てた歯科医師ではなく、ほとんどが高い給与形態を提示して雇った歯科医師です。 法人の成長と共に、分院を開業してまた雇われ院長を雇うというサイクルで拡大しており、同業者的には悲惨な治療をしているイメージが強い印象です。現に、当院には年間数十人もの歯科医師の先生が見学に来きますが、大手医療法人に勤められている若手の先生も数多くいます。症例相談をさせてくださいと言われ相談にのった内容に驚愕したことも多々ありますが、みんな言うのは院長に詳しい歯科の質問を聞いてもよくわからないと言われるということでした。つまり理事長自身が育てた分院長ではなく、お金で雇った雇われ院長のレベルが低いと、そこに勤めている他の歯科医師のレベルも当然のように低くなります。 一方で、大手医療法人は資金に余裕があるところも多いため、多額の広告費をかけてたくさんの患者さんを集患し、悲惨な治療を提供していることとなります。 では、なぜ大きな医療法人はどんどん歯科医院を増やしていくかと言うと、税金対策になるからです。 歯医者を経営して、売上が上がると、税金で持っていかれるお金がどんどん増えます。そこで新たに分院を開業すると、今の時代ですから、1億円くらいの赤字ができるので、無駄な税金を払う事は少なくなります。借金は増えますが、売上はあがる見込みができるので、最近では多店舗展開のクリニックがかなり増えています。しかし、ここに落とし穴があります。その年は赤字決算になり、税金を支払わなくては良いとしても、借金自体はどんどん膨れ上がっていきますので、この人材難の時代、安定したリクルートができなかったり、まともじゃない人材が入ってきたときのトラブル対応によって、核の人物たちも疲弊し離職が相次ぎます。そうするとさらなるヘルプが必要になり、余計な資金も必要になりもっと大変な事になります。更に雇われ院長の歯科医師が辞めてしまうと管理者不在になりクリニックの運営ができなくなり、さらに歯車が乱れ、資金繰りが厳しくなり、倒産への道標が出来上がってしまいます。 最近は歯科の倒産件数が著しく増えており、驚くことに何店舗も抱えている大型医療法人の倒産件数が最も多いのです。 このようなクリニックだと売上のノルマがあったり、削らなくて良いエナメル質内の虫歯もセラミックの詰め物にしましょうというマニュアルがあるので、治療の質が下がる傾向にあります。 『全国何院展開!』 『全国に沢山あるのでどこの医院でも保証が受けられます!』 『店舗が沢山あって材料費を抑えられるので価格も安くできます!』 みたいな謳い文句はかなり怪しいクリニックなので気をつけた方が良いです。 次に②についてです。 簡単に言うと同業者から評価の高い先生は安心できると思います。 治療が上手だと同業者から認められ歯科書籍の執筆のオファーが来ますし、様々な所で講演依頼も来ます。 恐らくここがホームページを見てもよくわからない所だと思います。 経歴を見た時に、凄い経歴になっている先生が多いですが、ほとんどがただの実習に参加したら貰えるサーティフィケイト(修了証)だったりします。 重要な点は書籍を執筆しているならその本の著書を調べて、1人著者だったら信頼度はかなり高く、共同著者だったら何ページ分の箇所を任せられているかをチェックできれば尚良いです。 ここで大事なのが、どんな出版社から出しているかです。デンタルダイヤモンドやインターアクションさんなど、歯科書籍に力を入れているところの出版社であれば、信憑性はすごい高まりますが、営業の電話で自費出版 (お金を払えば自分の名前で本をかいてくれる)の電話もありますので、歯科書籍の出版社から本を出しているのが重要です。 そして講演をしている、という内容ですが、講演内容も様々です。 SJCDや5Dなどのスタディーグループに所属し、発表経験もあったりすると、信憑性はかなり高いと思います。そもそも歯科のスタディーグループの入会費やコースの受講は非常に高く、例えば私がSJCDで当時習ったコースは年間1,600,000円もします。そんな金額を払ってでも質の高い治療を学びたいと言う志の先生は、信頼できる確率が高いでしょう。 しかし、今の時代ですので、スタディーグループに入会するのは高くて入れないけど、手先が器用な若手の先生もいたりします。そういった先生はInstagramなどで症例を投稿し、フォロワーも多いので、Instagramのフォロワーの多さや(美容歯科のやけに多いフォロワーは、お金でフォロワーを買っているので、全くあてになりません。)症例の多さなども指標の一つです。Instagramの症例ページを見たときに、ラバーダムを定期的に使っている先生はより治療に細かなこだわりを持っている先生が多いように感じています。ただこちらも患者さんサイドだと治療のクオリティーはわからないと思いますから、結局Instagramで目立っている先生は、何かしらのセミナーで講師として活躍していたりします。 セミナーの種類も ・大きなスタディーグループ(SJCD、5D、JIADSなど) ・インターネットの歯科サイト(ホワイトクロス、ドクターブックアカデミー、1Dなど) と様々ですので、上から順に信憑性が高いと思います。 よくあるのは医療法人内セミナーで講師感出しているは身内でやってるだけなので、あまり参考にはなりません。 では次に診療したい科ごとの信頼できる歯医者選びについて記します。

2025.05.17

インプラントをしていてもMRI検査は受けられるの?

  インプラントセンターである当院では多くの患者さんが歯のお悩みを相談されにきます。 今回はその中でも多く質問をいただく内容についてお話しします。 インプラントを入れると、「MRI検査を受ける際に問題がないのか?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。実際、MRI(磁気共鳴画像)検査は強力な磁場を利用して身体の内部を画像化するため、金属製のインプラントが影響を与えるのではないかと心配される方も多いでしょう。 しかし、結論から言うと、歯科インプラントは一般的にMRI検査を受ける際には安全です。その理由について詳しくご説明します。 歯科インプラントは、主にチタンやチタン合金で作られています。チタンは非常に強度が高く、軽量であり、人体との親和性も優れています。このため、チタン製のインプラントは磁場の影響をほとんど受けません。また、チタンは非磁性であるため、MRIの強力な磁場によって引き寄せられることがありません。 また、インプラントは口腔内に埋め込まれるため、身体の他の部位に比べてサイズが小さく、影響が限られています。MRI検査で用いられる磁場は非常に強力ですが、その範囲は体全体に均等に作用するわけではなく、インプラントが口腔内にある場合、影響を受ける範囲が極めて小さいため、問題はほとんど発生しません。 ただしMRI検査を受ける前には、必ず担当医にインプラントの有無を伝えておくことが重要です。ほとんどの場合、インプラントによって検査に支障をきたすことはありませんが、医師が万が一の影響を避けるために注意を払うことがあります。例えば、MRIの種類や使用する装置によっては、インプラント部位にわずかな影響を与える可能性があるため、検査の詳細についても確認しておくと安心です。 歯だけでなく他のご病気でインプラントを断念している方もいらっしゃるかもしれません。 是非一度埼玉インプラントクリニックにご相談ください。 安達

2025.04.24

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埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科
コスモクリニック 本院
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〒353-0004
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