レントゲン撮影
今回はレントゲン写真についてです。 当院では基本的に初診時にパノラマX線写真という上下の歯全体が撮影され、歯並びや顎の骨の内部の病気の有無を確認するレントゲン写真を撮影します。 レントゲン写真では直接見るできない部分の病変や情報をしっかりと把握することができ、患者さんに今後の治療において適切な診断や助言が行えます。 しかし、レントゲンと言われると放射線被曝を心配される方も多いと思われます。 パノラマでは1回の撮影で0.04ミリSvとなっています。 健康診断で受ける胸のレントゲン撮影の場合は0.05ミリSvと言われています。 また、人が生きているだけでももともと自然界からある程度の量の放射線を受けていますが、日本では平均1.5ミリSvとされています。 放射線によるガンなど悪性腫瘍の過剰発症は年間100ミリSvを越えなければみられないといわれています。 以上のことからも医科、歯科問わず治療に必要なレントゲン撮影は安心して受けていただければと思います。 レントゲンと聞くと、どうしても身体への影響が心配になったり、撮影の必要性について疑問を感じることがあるかもしれません。しかし目で見えない部分の情報を得るために、レントゲン撮影は効果的ですし、安全性も高いです。 また、無闇に撮影しているわけではなく必要に応じて撮影させていただいておりますので、ご安心ください。
2024.10.08