顎関節症は、噛み合わせの不調和によって起こる代表的な疾患です。顎関節は、頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節で、口を開け閉めする際に複雑な動きをします。
関節の構造としては、下顎骨の関節突起と、頭蓋骨の下顎窩の間に関節円板というクッションがあります。この関節円板が正しい位置にあることで、スムーズな顎の動きが可能になります。
噛み合わせ外来は、歯の噛み合わせの不調和が原因で起こるさまざまな症状を診断し、治療する診療科です。
当院では、顎関節症、頭痛、肩こり、歯の摩耗などの問題を、噛み合わせの観点から総合的に評価し、治療を行います。総合歯科として、噛み合わせと全身の健康の関係を重視した治療を提供します。
噛み合わせは、単に食べ物を噛むためだけの機能ではありません。上下の歯が適切に接触することで、顎の位置が安定し、頭部を支える筋肉や首の筋肉のバランスが保たれます。
噛み合わせが悪いと、顎の筋肉が過度に緊張したり、顎関節に負担がかかったりすることで、さまざまな症状が現れます。
顎関節症は、噛み合わせの不調和によって起こる代表的な疾患です。顎関節は、頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節で、口を開け閉めする際に複雑な動きをします。
関節の構造としては、下顎骨の関節突起と、頭蓋骨の下顎窩の間に関節円板というクッションがあります。この関節円板が正しい位置にあることで、スムーズな顎の動きが可能になります。
噛み合わせがずれていると、顎関節に不均等な力がかかり、関節円板がずれたり、炎症が起こったりします。その結果、口を開けるときに音がする(クリック音やポップ音)、痛みがある、大きく開けられないといった症状が現れます。
重症化すると、関節円板が完全にずれて元に戻らなくなり(関節円板前方転位)、口がほとんど開かなくなることもあります。
噛み合わせの不調和は、咬筋や側頭筋といった顎の筋肉に過度の負担をかけます。これらの筋肉は、頭部や首の筋肉と連動して働いているため、顎の筋肉の緊張が頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。
特に緊張型頭痛は、噛み合わせの問題と関連していることが多いです。側頭筋は、こめかみから頭の側面にかけて広がっている筋肉で、この筋肉が過度に緊張すると、頭全体を締め付けるような頭痛が起こります。
噛み合わせのバランスが悪いと、特定の歯に過度の力がかかり、歯が削れたり、ひび割れたりすることがあります。
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合、この傾向はさらに強くなります。長期的には、歯周病の進行を早めたり、歯を失うリスクを高めたりする可能性もあります。
噛み合わせ治療には、いくつかの方法があります。最も基本的な治療は、スプリント療法(マウスピース療法)です。
患者さん専用のマウスピースを作製し、主に夜間に装着することで、顎の位置を適切に保ち、筋肉の緊張を和らげます。スプリントは、上顎または下顎に装着する透明なプラスチック製の装置で、歯全体を覆う形状になっています。
スプリントには、いくつかの種類があります。スタビライゼーションスプリントは、顎を安定させることを目的とした最も一般的なタイプです。
リポジショニングスプリントは、顎の位置を調整することを目的としたタイプで、関節円板のずれを改善する効果があります。患者さんの症状や顎の状態に応じて、最適なタイプを選択します。
スプリントは、歯ぎしりや食いしばりから歯を保護する役割もあります。
歯ぎしりの力は、通常の噛む力の数倍にもなることがあり、歯に大きなダメージを与えます。スプリントを装着することで、この力を分散させ、歯を守ることができます。
噛み合わせの不調和が軽度の場合は、咬合調整(こうごうちょうせい)を行います。これは、過度に高く当たっている歯の表面をわずかに削り、全体のバランスを整える治療法です。
削る量はごくわずか(0.1〜0.3mm程度)で、歯にダメージを与えることはありません。咬合紙を使って、どの歯をどの程度調整するかを慎重に判断します。
歯が欠損していたり、詰め物や被せ物の高さが合っていなかったりする場合は、補綴治療(ほてつちりょう)を行います。
失った歯をブリッジやインプラントで補ったり、古い詰め物や被せ物を適切な高さに作り直したりすることで、噛み合わせを改善します。特に、奥歯を失ったまま放置すると、噛み合わせが崩れて顎の位置が変わり、顎関節症を引き起こすリスクが高くなります。
歯並びのずれが原因である場合は、矯正治療が必要になることもあります。歯並びを整えることで、噛み合わせのバランスが改善され、顎関節への負担が軽減されます。
当院では、総合歯科としてさまざまな治療法を組み合わせることができるため、患者さんに最適な治療計画をご提案します。
噛み合わせの問題は、治療だけでなく、日常生活の習慣も大きく影響します。硬い食べ物を頻繁に噛む習慣、片側だけで噛む癖、頬杖をつく習慣、うつ伏せで寝る習慣などは、顎に負担をかけ、噛み合わせを悪化させる要因となります。
特に、頬杖やうつ伏せ寝は、顎に持続的な圧力をかけるため、顎の位置がずれる原因になります。
また、デスクワークやスマートフォンの使用で前傾姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、顎の筋肉にも影響を与えます。正しい姿勢を意識し、定期的にストレッチを行うことが重要です。
ストレス管理も、噛み合わせの問題を改善する上で大切な要素です。ストレスは、歯ぎしりや食いしばりを悪化させる大きな要因です。リラックスする時間を持つ、適度な運動をする、十分な睡眠を取るなど、ストレスを軽減する工夫が効果的です。
A.症状や原因によって異なりますが、スプリント療法の場合、効果を実感するまでに1〜3か月程度かかることが一般的です。
咬合調整や補綴治療が必要な場合は、さらに時間がかかることがあります。矯正治療が必要な場合は、1〜3年程度の期間が必要です。
A.症状が改善すれば、マウスピースの使用を減らしたり、やめたりすることができます。ただし、歯ぎしりや食いしばりの習慣が続く場合は、歯を保護するために継続的に使用することをお勧めします。
A.噛み合わせと歯並びは密接に関連しています。噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度の力がかかり、歯が動いたり、歯周病が進行したりすることがあります。
逆に、歯並びが悪いと噛み合わせも不安定になるため、総合的な治療が必要です。
A.子どもの場合、成長期に適切な噛み合わせを作ることが非常に重要です。噛み合わせの問題を早期に発見し、治療することで、顎の正常な発育を促すことができます。当院では、小児の噛み合わせ検査も行っています。
A.はい、顎関節症や頭痛、肩こりなどの症状は、噛み合わせ以外の原因(ストレス、姿勢、全身疾患など)で起こることもあります。当院では、総合的に評価し、必要に応じて他の専門医と連携して治療を進めます。
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