2024.11.07
歯肉移植(CTG)を行なった審美インプラント症例
この症例は、歯が割れてしまい抜歯→インプラントとなったケースです。
画像のように亀裂が入っており、抜歯となりました。
この割れてしまっている歯を抜歯して、インプラントを埋入します。埋入時にGBR(骨を足す処置)も行なっております。
埋入後、仮歯の位置決めを行い、調整を行います。仮歯の調整を行うのは、院内に常駐している『歯科技工士』です。歯科技工士というのは、国家資格を持つ歯の被せ物を製作するプロフェッショナルのことです。コスモクリニックには、院内に常駐の歯科技工士が在籍しているため、オペをしながら、オーダーメイドで患者さんに合った仮歯を作成することができます。クリニックに専属の歯科技工士がいない病院の場合、その場で適切な仮歯を作成することができないため、特に前歯の症例などは見た目に違和感のない綺麗な歯を作ることが難しい場合もあります。
今回のケースは、抜歯即時埋入という処置のためオペ当日に綺麗な歯が入ります。
歯科技工士さんに患者さん専用の歯を作ってもらっている間に、歯茎の移植の準備を行なっていきます。
今回のケースでは、インプラント埋入後にその部位の歯茎が下がってしまい、見た目が悪くなってしまうこと(歯が長くなる)が予測されたため、その部分に奥歯付近の歯茎を移植することにしました。
奥歯付近の歯茎は硬く、一部移植用に切り取ってしまっても、1ヶ月程度で元通りになります。その歯茎をインプラントを埋入する部分に移植します。
移植直後の画像です
移植1ヶ月後の画像です。
この後、数ヶ月経過観察を行い問題なければ、セラミックの被せ物に置き換えていきます。
インプラントのオペについては、歯を入れて終わりではなく、その後長期的にメンテナンスを行なっていくことが非常に重要です。
当院では、インプラント治療終了後メンテナンスを定期的に行なっております。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命が大きく変わってきます。
また、今回のケースは、GBR(骨を足す処置)やCTG(歯茎の移植)などの高度な外科処置を行なっております。
前歯のインプラントなど審美的にシビアなケースでは、上記のような高度な処置が必要になります。当院では、このような高難度のインプラントオペに精通したドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。
治療期間 約6ヶ月〜
治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください)
治療のリスク 周囲炎のリスクがある
志木の歯医者|志木駅前歯医者・コスモクリニック
古田土 靖史