前歯の茶色い線 虫歯

今日は自由診療用CR(プラスチック)による虫歯治療についてお話しします。 右上2番目の前歯にもともとプラスチックが入っており、時間の経過とともにプラスチックの下に虫歯が再発してしまっていました。 虫歯除去し、自由診療用のゴムのマスクをかけたところの写真です。 自由診療用のCRで形を綺麗にしていきます。 研磨をし、終了です。 保険診療用と自費診療用のプラスチックの違いについてよく質問を頂きます。 プラスチックの精度の高さと色の再現性の高さが全く違います。 歯科用のプラスチック(CR)には、フィラーというものが含まれてます。 このフィラーの量が多いほど、より質の良いプラスチックです。 保険のプラスチックは、このフィラー量が少なくツナギの量が増えるため、プラスチックの劣化のスピードが早く、約2年で隙間ができます。 自由診療用のプラスチックは圧倒的にフィラー量が多いので、 ・重合収縮を抑える ・熱膨張係数を下げる ・機械的強度を上げる ・耐磨耗性を上げる 以上のような利点が伸びより質の高い治療ができます。 加えて、自由診療用のプラスチックは色の種類が豊富なので歯の色にぴったり合わせられます。   さらに私は、自由診療の場合はゴムのマスクをかけて、唾液や血液の流入を極限に抑えています。こうすることで、歯とプラスチックの接着率が上げられさらによい治療ができます。 保険診療でも自由診療でも虫歯という感染物を除去するのは同じです。ただその後の、修復物で得られる治療効果の増大は顕著です。 特に前歯の虫歯で、プラスチックの詰め替えを繰り返すとその分ご自身の歯質は少なくなります。 前歯で再治療がくり返すと色の差が目立つよつになります。 前歯のプラスチックが劣化して、茶色い線ができてしまってる方、ぜひご相談ください。 治療期間 1-2回 費用 自由診療 リスク しみる、かける、数年後のプラスチックの劣化 歯科医師 横江絢子

2024.11.11

歯肉移植(CTG)を行なった審美インプラント症例

この症例は、歯が割れてしまい抜歯→インプラントとなったケースです。 画像のように亀裂が入っており、抜歯となりました。 この割れてしまっている歯を抜歯して、インプラントを埋入します。埋入時にGBR(骨を足す処置)も行なっております。 埋入後、仮歯の位置決めを行い、調整を行います。仮歯の調整を行うのは、院内に常駐している『歯科技工士』です。歯科技工士というのは、国家資格を持つ歯の被せ物を製作するプロフェッショナルのことです。コスモクリニックには、院内に常駐の歯科技工士が在籍しているため、オペをしながら、オーダーメイドで患者さんに合った仮歯を作成することができます。クリニックに専属の歯科技工士がいない病院の場合、その場で適切な仮歯を作成することができないため、特に前歯の症例などは見た目に違和感のない綺麗な歯を作ることが難しい場合もあります。 今回のケースは、抜歯即時埋入という処置のためオペ当日に綺麗な歯が入ります。 歯科技工士さんに患者さん専用の歯を作ってもらっている間に、歯茎の移植の準備を行なっていきます。 今回のケースでは、インプラント埋入後にその部位の歯茎が下がってしまい、見た目が悪くなってしまうこと(歯が長くなる)が予測されたため、その部分に奥歯付近の歯茎を移植することにしました。 奥歯付近の歯茎は硬く、一部移植用に切り取ってしまっても、1ヶ月程度で元通りになります。その歯茎をインプラントを埋入する部分に移植します。 移植直後の画像です 移植1ヶ月後の画像です。 この後、数ヶ月経過観察を行い問題なければ、セラミックの被せ物に置き換えていきます。 インプラントのオペについては、歯を入れて終わりではなく、その後長期的にメンテナンスを行なっていくことが非常に重要です。 当院では、インプラント治療終了後メンテナンスを定期的に行なっております。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命が大きく変わってきます。 また、今回のケースは、GBR(骨を足す処置)やCTG(歯茎の移植)などの高度な外科処置を行なっております。 前歯のインプラントなど審美的にシビアなケースでは、上記のような高度な処置が必要になります。当院では、このような高難度のインプラントオペに精通したドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。 治療期間 約6ヶ月〜 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある 志木の歯医者|志木駅前歯医者・コスモクリニック 古田土 靖史

2024.11.07

マウスピース矯正〜インビザライン〜

今日は、マウスピース矯正の症例についてご紹介します。 この症例は 『左上前歯が斜めに生えてる』 『下の歯並びのガタガタ』 が主訴(患者さんの最も直したいところ) でした。 検査診断のもと、インビザライン(マウスピース)矯正にて治療を開始しました。 治療開始と治療終了時の写真です。 治療開始:2024年4月 上下歯列の叢生が認められます。 治療終了:2024年8月 非抜歯(歯を抜かないで並べる)。 叢生は解決し、歯列弓(U字のアーチ)もきれいに並んでいます。 マウスピース14枚。 保定期間:2024年9月〜 矯正後の歯列は不安定ですぐにうごいてしまいます。歯の裏側に保定装置を設置することで、治療によって得られた歯並びを保持することが可能です。 マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットがないため審美的に良好ですが24時間中22時間装着が必要ですので患者さんの協力もとても重要な治療です。 また、噛み合わせや主訴によって適応や期間、費用が変わりますので、まずは矯正相談からしていきましょう。その後、検査・診断と進みます。 今回の症例は、 期間:5ヶ月(症例によって異なります) 検査料:33000円 矯正装置料:385000円(症例によって異なります) 調整料:5500円 リスク:歯根吸収、歯肉退縮、知覚過敏、ブラックトライアングル、治療期間の延長、治療中の疼痛・発音のしにくさ・口内炎、後戻り、噛み合わせのずれ、適応外の場合がある、自己管理の徹底 上記については、症例によって異なる点がありますのでまずはご相談下さい。 歯科医師 横江絢子

2024.10.06

正しいブラッシング

歯の豆知識シリーズVol.2 歯磨きをしているのに虫歯、歯周病になってしまう方がいます。その原因は歯にこびりついているプラーク(歯垢)を取り除けていないからかもしれません。 適切な場所にブラシをあて、虫歯、歯周病を予防し健康で美しい歯を保ちましょう😄 歯磨きの基本🪥 1.毛先を歯の面に当てる 歯ブラシの毛先を歯と歯茎のさかいめ、歯と歯の間に当てます。 2.軽い力で動かす。 歯ブラシの毛先が広がらない程度が目安です。 3.小刻みに動かす 5〜10mm幅になるよう動かします。 歯ブラシ選び🪥  歯ブラシにはたくさんの種類があります。選ぶ際の大切なポイントは”歯垢を落とす事ができ、歯茎を傷つけない”ことです。自分にあった歯ブラシで虫歯予防、歯周病予防に努めましょう👩‍⚕️ 歯ブラシの毛の硬さ🪥 歯ブラシの硬さには『かため』『ふつう』『やわらかめ』の3種類があります。 ・かため 力の弱い高齢者、子供に向いています。一般の人は力が入りやすい傾向があり、強く磨きすぎると歯茎の炎症が起こる場合があります。 ・やわらかめ 歯茎のマッサージに向いていますが、毛先が曲がりやすく歯垢の除去には効率が悪いです。 磨きたい部位により異なる硬さの歯ブラシを使うのがおすすめですが、歯科医医院で歯ブラシ指導と共に歯ブラシの選び方も相談してみてください😊 歯ブラシの寿命🪥 歯ブラシは1ヶ月に1回を目安に取り替えましょう 磨く力が強い方、1日に複数回磨く方は、歯ブラシが痛むのが少し早いかもしれません。 毛先が開いた歯ブラシは早めに取り替えましょう。 ⇧当院推奨歯ブラシです。詳しくはスタッフまでお聞きください。

2024.10.04

他院で、治療不可能と言われたインプラントケース

このケースは骨が通常より少なく、難しいインプラント症例です。写真からわかるように、インプラント周囲の骨の量が少ないことが確認できます。 このようなケースでは、画像のように人工の骨を盛り足してオペを行うことになります。 骨が足りないままインプラントオペを終了してしまうと、その分の歯茎が下がってしまったり、インプラントの周りが歯周病になってしまったりしてしまいます。(これをインプラント周囲炎と言います。) 歯茎が下がってしまうと、その分インプラントの上につける歯の構造物が長くなってしまうため、見た目が悪くなってしまいます。この患者様は前歯のインプラントケースでしたので、その点については慎重に検討する必要があります。 また、インプラント周囲炎についてですが、インプラントの周りの骨が溶けてしまい、ひどくなるとインプラント自体がロスト(骨からインプラント本体が取れてしまうこと)してしまいます。   治療期間 約6ヶ月 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある 古田土    

2024.09.13

歯肉炎、歯周炎

歯肉炎とはプラークによって引き起こされる歯茎の炎症で、歯ブラシをすると血が出たら痛みが出たりします。 歯肉炎が進行すると、歯周炎と言われる状態になります。 歯周炎は歯の周りの骨が溶けていき、酷くなると歯が抜けてしまう病気です。 上記のようにプラークが原因の場合は、歯科医院でのクリーニングや患者さん自身による歯磨きがとても大切です。 他にも噛み合わせが原因で歯周炎になる場合もあります。その時は噛み合わせの調整が必要になることがあります。 歯ブラシをすると血が出てきた、痛いなどあれば担当医にご相談ください。 佐藤

2024.09.05

MTAセメント

今回は根管治療についてです。 MTAセメントとは、二酸化ビスマス・ケイ酸二カルシウム・ケイ酸三カルシウム・アルミン酸カルシウムを主成分とした材料です。 また強いアルカリ性を保ち、殺菌効果もあります。 さらに硬化をしながら膨張する性質があるため、隅々まで緊密な封鎖が可能となり、隙間なく埋める事で細菌の繁殖を抑制できます。 今回の症例では、歯の根っこの部分に沿って骨がなくなっているのが確認できました。 こういう場合は充填されている古い材料を取り除くと膿の匂いがします。 ラバーダム、マイクロスコープを使用して複数回根管内の感染した歯質を除去しMTAセメントを充填しました。     その後撮影したレントゲン写真では、骨が徐々に回復してきているのがわかります。   保存が難しい歯でもMTAセメントであれば残せるかもしれません。 ぜひ当院にご相談ください。 ください。 治療期間 1~2ヶ月 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください)   歯科医師 安達

2024.08.30

キシリトールと虫歯予防🦷

歯の豆知識シリーズVol.1 キシリトールという言葉を皆さん一度は耳にしたことがないでしょうか。 キシリトールとは厚生労働省に認可されている食品添加物で、天然の甘味料です。野菜、果物(いちご、ラズベリー、バナナ、カリフラワー、レタス、ほうれん草)に含まれています。 虫歯😈の原因の1つは”酸”です。 砂糖に代表される糖分は口の中で分解され”酸”となり歯を溶かします。 キシリトールは”酸”の生成を抑え、虫歯の原因のプラークを歯磨きで落ちやすくします。 また、キシリトールガムを噛むことで唾液が分泌され、唾液の清浄作用や口の中の酸性度を中和する力が高まります。 皆さんも歯科の豆知識を増やし虫歯予防していきましょう💪 ※キシリトールだけで虫歯は防げません。 虫歯から歯を守るためにはフッ素配合歯磨きを使用するなど、正しく歯磨きをする事が大切です。 やっぱり基本は毎食後の歯磨き🪥

2024.08.28

眠れないほどの激痛で来院したケース

眠れないほどの激痛で来院された患者様のケースです。 上記の画像からわかるように根っこの先に黒い病巣が見えると思います。ここに膿が溜まり、内圧が高まることによりかなりの激痛を伴います。 当院で、マイクロスコープを用いた根管治療を行い、痛みが寛解し治癒に至りました。 根管(歯の根っこ)を埋めるのに使用した材料はMTAです。 MTAは通常根管を埋める材料として用いられるガッタパーチャポイントとは異なり、より優れた根管充填剤です。 1番の利点としては、歯質結合性があることです。象牙質面にMTAを作用させると、石灰化物形成の誘導作用によって歯質との一体化が生じます。これにより、根管を可及的に封鎖することができます。隙間なく封鎖することにより、根管内に再感染が生じにくくなり、再度痛みが出るリスクがグッと下がります。 また、MTAは水分と接触すると高いpH値を示します。一般に強アルカリの環境下では細菌は生息できないため、MTAは抗菌作用も示すと言われております。 他にも、硬組織誘導能など様々な特徴があり、圧倒的に優れた材料です。 治療期間 約3ヶ月 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 病巣が再発する可能性がある そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。 古田土

2024.08.24

精密根管治療

今回の症例は精密根管治療についてです。 パノラマ(二次元的な平面な画像)で左下の矢印の歯の根っこに大きな病巣ができてるのが確認できます。 患者さんと相談し、精密根管治療を行なっていくこととしました。 精密根管治療の特徴としては、 ・画像検索 CT:三次元的な画像撮影を行い、病巣の範囲や根管形態について把握する ・ラバーダム防湿:根管内への唾液流入を防ぎ治療の成功率を上げる ・マイクロスコープ(顕微鏡):目視では確認できない感染歯質や出血を見逃さない ・MTA根充:硬化時の膨張により高い根管の封鎖性を有しています。適度な流動性があるため、側枝まで緊密な充填が可能で操作性にも優れている が挙げられます。 歯根全体を覆うように黒い影ができているのが確認できます。CTの水平断では、根管が3つに分かれているのも確認できました。 さらに親知らずの存在もあり、親知らずとの間の歯周ポケットからの感染も考え、当院で親知らず抜歯も行いました。 その後、ラバーダム防湿とマイクロスコープ下での根管治療を数回繰り返しました。 マイクロスコープ下↓ 根管内の感染歯質が除去でき根管充填の時期となったのでMTAでの充填を行いました。 充填後、2ヶ月でCT撮影を行ったところ黒い病巣があったところが、新しい骨に置き換わり始めていました。 治療前と治療後   このような症例は、精度の高い根管治療と根っこの充填、そして患者さんの継続的な来院によるものです。 根っこの治療で気になることがありましたらご相談ください。 治療期間 1~2ヶ月 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 再根管治療が必要な場合がある 歯科医師 横江絢子

2024.08.06

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