インプラントの長さで最も短いものでは、6mmの長さのインプラントがあります。ただ、理想的には8mm~10mm程度の長さが望ましいです。
現状では、満足のいく長さのインプラント体を埋入できる骨高径が不足しているため、インプラント体の埋入には骨高径(骨量)の増加が必要となります。上顎の骨は、上顎洞という空洞に接しており十分な骨高径を確保するためには、上顎洞粘膜の剥離挙上により空間を形成する必要があります。

この患者様は、左上を噛むと痛いとのことでご来院されました。
他院でセットしたブリッジを除去してみると、歯根(歯の根っこ)部分が破折しており、抜歯となりました。患者様のご希望により、抜歯後はインプラント治療を行うこととなりました。
レントゲン画像をよく診てみると、歯が破折した部分から、歯槽骨内に感染が拡大しており歯槽骨がかなり吸収してしまっている事が分かります。また、抜歯後はさらに骨高径(骨量)が減ってしまいます。抜歯後のCT画像を見てみると、一番骨が薄いところで3.35mmしかないことが分かります。
インプラントの長さで最も短いものでは、6mmの長さのインプラントがあります。ただ、理想的には8mm~10mm程度の長さが望ましいです。
現状では、満足のいく長さのインプラント体を埋入できる骨高径が不足しているため、インプラント体の埋入には骨高径(骨量)の増加が必要となります。上顎の骨は、上顎洞という空洞に接しており十分な骨高径を確保するためには、上顎洞粘膜の剥離挙上により空間を形成する必要があります。
痛みが出ないように、麻酔をした後、歯肉頬粘膜を剥離翻転し、上顎洞側壁の骨を一部開けます。
骨窓を開けると、上顎洞粘膜にアクセスできるようになるため、上顎洞粘膜を穿孔しないように剥離します。インプラント体が埋入できる高さまで上顎洞粘膜を剥離します。
挙上された上顎洞粘膜と上顎洞底部のスペースに必要に応じて骨補填材を填入します。
今回はサイナスリフトと同時にインプラント体を埋入しています。
実際のオペの様子です。骨の窓開けがされており、上顎洞粘膜が挙上されている事が分かります。
今回のケースのように骨高径が不足しているような症例では、上記のような高度な処置が必要になります。当院では、このような高難度のインプラントオペに精通したドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。
| 治療期間 | 約6ヶ月 |
|---|---|
| 治療費 | 自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
| 治療のリスク | 周囲炎のリスクがある |
歯科医師 古田土
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 09:00-12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 14:00-19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ※ | ※ |
※休診日:祝 ※土日は17:30まで
※院長の出勤日は月・水・木・金・土(第二水曜日、第四土曜日を除く)
※院長をご希望の方はお電話にてお問い合わせくださいませ。

新型コロナウイルス感染症
に関する当院の対応
当院は感染症に対する徹底した予防対策を行う歯医者です
【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!