割れてしまった歯の周りにグレーっぽい病巣があることが分かります。
この患者様は、右下歯茎の腫れとそれに伴う激しい痛みを主訴にご来院されました。初診時、検査のためにレントゲン撮影をしてみると右下にはブリッジが入っている事が確認できました。
レントゲン検査で
判明した歯の破折

口腔内所見、症状、画像所見から判断をするとおそらく右下の7番目の歯が破折していると診断することが出来ます。では、なぜこの歯が折れてしまったのかを考えてみましょう。
今回破折してしまった右下の歯は、ブリッジと呼ばれる被せ物の支柱になっている事がレントゲンから分かります。
右下のような1歯欠損では、ブリッジが適応となることが多いです。しかし、ブリッジは支台歯の歯質を大きく削合しなければならず、この歯質削合が負担過重の大きなリスクを惹起してしまうのです。
ブリッジ治療における歯質削合のリスクについて
接着を利用した一部の歯冠補綴装置を除き、クラウンブリッジ治療では歯質を切削して支台装置の維持に必要な形態を歯冠部歯質に求めなければなりません。
特に固定性のブリッジ治療では、支台歯間の平行性の確保のために健全歯質を切削しなければならないことが多いです。このように健全歯質を多く失うため、ブリッジの支柱となった歯は負担過重により、歯冠破折や歯根破折のリスクも大きくなってしまうのです。
このようにブリッジ治療は、支台歯の歯質を大きく削除しなければならないというリスクに加えて、二次齪蝕や負担過重のリスクとなり、清掃も難しくなってしまいます。
このことから、支台歯となる隣接歯が健全な場合は、他の残っている歯を守る意味でも歯を削る必要のないインプラント治療が有効なのです。
抜歯からインプラント治療までの
流れ
この患者様のケースでは、まずは破折してしまっている歯を取り除き、感染している組織をしっかり掻爬します。
その後、2〜3ヶ月経つと骨が戻ってきてインプラント治療の準備が整います。
これがその後、2〜3ヶ月経つと骨が戻ってきてインプラント治療の準備が整います。
抜歯前の画像では、骨がなかった部分に骨が戻ってきていることがよく分かります。
ピンクと赤でインプラントのシェーマが描かれています。このように当院ではコンピューター上で埋入位置のシミュレーションを綿密に行い、オペの計画を立てます。
オペ後のレントゲン画像です。

使用したインプラントメーカーに
ついて

今回、ご紹介した手術方法以外にもインプラント手術には、患者様の状態によって様々なオペの方法があります。
また、当院ではインプラントメーカーを複数用意しており、そのそれぞれについて術式は異なります。今回使用したのは、ストローマンというインプラントメーカーのBLTインプラントです。
当院では、初診時より高精度のCTなどを利用した術前診断、患者様への詳細なヒアリングを行い希望を十分に把握した上で、患者様一人ひとりに寄り添うオーダーメイドの治療計画を立てております。
治療期間・費用・リスクについて

| 治療期間 | 約6ヶ月から1年程度 |
|---|---|
| 治療費 | 自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
| 治療のリスク | 周囲炎のリスクがある |
そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。
歯科医師 古田土




